「Wi-Fiが特定の部屋だけ届かない」「寝室に行くと急に通信が遅くなる」——この問題は、建物の構造や部屋の位置によって原因と対策が変わります。この記事では、届かない原因を建物タイプ・壁の素材・ルーター配置の観点で整理し、あなたの状況に合った詳細記事へ案内します。
まず:なぜ届かないのかを確認する
Wi-Fiが届かない主な原因は3つです。
- 壁・床・天井の素材:コンクリート・金属は電波を大幅に遮断する。木材・石膏ボードは比較的通しやすい
- ルーターの設置場所:端や床に置くと、電波の多くが壁や床に吸われる
- 使用している周波数帯:5GHzは速いが障害物に弱く、2.4GHzの方が遠くまで届く
どれが原因かによって、最初にやるべき対策が変わります。
建物・住居タイプ別の解説
戸建て2階でWi-Fiが弱い場合
1階のリビングにルーターがあり、2階の寝室や子ども部屋に届かないケースは多いです。床と天井が電波の大きな障壁になります。2階への届かせ方と中継機の設置ポイントを解説しています。
コンクリート壁を越えられない場合
鉄筋コンクリート(RC)造の建物では、壁1枚で信号が−15〜−20dBm低下することがあります。電波が全く届かない部屋がある場合は、コンクリート壁への対策記事を参照してください。
→ Wi-Fiがコンクリート壁を越えられない理由と5つの対策
まず試すべき:ルーターの置き場所を変える
機器を追加する前に、費用ゼロでできるルーターの移動を先に試してください。
- 家の中央・廊下寄りに置くと、電波が届く範囲が広がりやすい
- 床から1m以上の高さに置く(棚の上、壁掛けなど)
- 金属棚・電子レンジ・コードレス電話の近くは避ける
置き場所変更後は、スマートフォンのWi-Fi強度アプリで改善を確認しましょう。−70dBm以下の部屋は追加対策が必要なサインです。
次の手:2.4GHzに切り替える
5GHz接続を使っている場合、障害物の多い環境では2.4GHzに切り替えるだけで改善することがあります。2.4GHzは速度は劣りますが、壁や床を通り抜けやすい特性があります。
それでも届かない場合:中継機 or メッシュWi-Fi
置き場所変更と周波数帯切替を試しても改善しない場合は、機器を追加して電波を延伸します。
- 中継機:1〜2部屋の改善に向く。3,000〜8,000円程度。中継機自体の置き場所が重要で、電波強度が−60〜−70dBmの場所に設置する
- メッシュWi-Fi:家全体をカバーしたい場合、または2階建て・広い間取りに向く。15,000〜30,000円程度
どちらを選ぶべきかは、家の広さ・間取り・接続台数によって変わります。
→ メッシュWi-Fiと中継機の違いは?どちらがいいか選び方を解説
→ Wi-Fi中継機の置き場所はどこ?失敗しない設置のコツ
まとめ
Wi-Fiが部屋まで届かないときの確認順序は次のとおりです。
- ルーターを家の中央・高い位置に移動する(費用ゼロ)
- 5GHzから2.4GHzに切り替えて届くか確認する(費用ゼロ)
- 届かない部屋の電波強度を計測し、−70dBm以下なら中継機かメッシュを検討する
建物タイプ別の詳細はそれぞれの記事を参照してください。コンクリート造・2階建て・広い間取りは、それぞれ対策の方向が異なります。
Wi-Fi環境の安全な利用については、バッファローの解説(出典:ご自宅のWi-Fi環境を安心して利用するために | バッファロー)も参考になります。


